自分で使ってみた参考書の中でこれは良い!
と感じた韓国語の参考書を
紹介していきたいと思います。
記念すべき第一弾はこちら!
『そこまで知ってる⁉ネイティブも驚く韓国語表現300』
ネイティブも驚く韓国語表現300―そこまで知ってる!?
2009年11月に出版された本ですが
今でも自信をもって良書と人に勧めることができる本です。
「伝わればいい」の先を目指す
語学の勉強をはじめたとき
「将来はペラペラになりたい」
と漠然と思っていました。
(皆さんそうではなかろうか…?えっ違う?)
読み書きを覚え、基本的な文法や語彙を
身につけるだけでもコミュニケーションを
取ることはできてしまうんですが、
ただ、それは自分が目指している
「ペラペラ」ではなく…。
「ペラペラ」を個人的に解釈すると、
「母語話者のような自然な表現を身につけて
違和感なく話す」
というところになるかと思っているんですが
勉強が進んでくると、そこを目指したくなります。
でも「じゃあどう勉強すればいいのか」
という壁にぶち当たるわけです。
ネイティブの友達を作る、語学の塾に通う、
はたまた留学する なんてのは
ハードルが高すぎるし、かといって
独学でやろうにもよい教材がない…
この本はそのモヤモヤを解決してくれているから良いのです!
“はじめに”の部分から
「そうそうこういうのが欲しかった!」
とグッとくるので一部抜粋させて下さい。
一般的に私たちが外国語を学ぶ場合、まずは学習者用に整理された「規範的な言葉」から入ります。この「規範的な言葉」というのは学習を始めた段階では大変役に立つものなのですが、ある程度学習が進んでくると、それだけでは対応できないことも多くなってきます。これは韓国語を学ぶ場合も同様で「生き生きした」会話に特有な表現体系というものは、特別に学んでおかないと習得するのがなかなか難しいものです。
この本が目指しているのは「伝わればいい」からもう少し先のところにあります。韓国語母語話者だったら「こういうときはこういう」という表現や、日本語母語話者には「いえそうでいえない」ような表現にこだわって集めました。
そうそう、ほんとこれです。
かゆいところに手が届く表現
「ダウンロードする」
「データ保存する」
「電波が入る」
例えばこの上の表現
日本語ではよく使うけれど
韓国語で何て言うんだっけ?
と考えてしまいますよね。
勉強していてもなかなかパッと
出てこないような表現だと思います。
こういうこなれた表現の幅が増えると
語学の実力がついてくるし、何より楽しい。
対象は初級後半~とは書いてありますが、
個人的にはこれ一冊で中級から上級へのステップになると思います。
特に、勉強が手詰まりだなとか
最近伸び悩んでいるなという人にすごくオススメしたい。
個人的にこの本ですごくよかったのは、3章の〈話しかける-話を切り出す〉のところで、
「ええと、何だっけ…」
「あのさあ」
「何というか」
「それはそうだけど」
等のさりげなく話を切り出すようなフレーズを
たくさん覚えられたこと。
これを会話に挟むだけで格段とネイティブっぽくなるよ!
付属のCDを聞き込もう!
※イメージ画像です
この参考書は付属のCDがとてもいいです。
CDを再生するとこの順で読み上げていきます。
①フレーズ
↓
②日本語訳
↓
③例文全文読み上げ
この例文がとても良くて
普段の会話をそのまま再現したようなものが多いので「これが本場の表現か」とかなり勉強になる。
例文を読んでいる韓国語ネイティブのお二方も感情豊かに読んでいて、はじめはこれをまるっと真似してそのまま使えばいいと思う。
私は実際に何度も聞いて抑揚や
イントネーションを真似して使ってます。
収録されているのは300フレーズですが
例文まで含めるとかなりの量の表現が
勉強できるようになっています。
勉強方法としては
何回かはテキストと一緒に文字をたどりながら聞いて、あらかた頭に入ったら、とにかくCDだけでも聞き込んで耳にフレーズを慣れさせるのがいいと思います。
何度も聞き込んで真似していると、口から自然とフレーズが出るくらいに慣れてくるはず。
まとめ
参考書は数多くありますが
決して安いものではないので
だからこそ厳選して選びたいものですよね。
私も多くの参考書を買いましたが
正直あまり使わないものもあります。
この本は他の参考書より手に取る回数が多くて
(もう何年も前の本だというのに!)
本っ当に重宝しています。
これは値段以上の価値があると思ったので
第一弾として紹介してみました。
ぜひ興味のある方は手に入れてみて下さい。