韓国小説を読んで書評を書こう「第11回K-文学レビューコンテスト」開催




アンニョンハセヨ!
最近では多くの韓国の文学作品が日本語に翻訳されて、以前よりも韓国文学がより身近なものとなっています。『82年生まれ、キムジヨン』が火付け役となり興味を持たれた方も多いかもしれません。

今日は韓国の文学作品のレビューコンテストをご紹介したいと思います。



『第11回 K-文学レビューコンテスト」

K-文学.comが毎年開催していた「韓国文学読書感想文コンテスト」という韓国文学のレビューコンテストが、2019年より「K-文学レビューコンテスト」と名称を新たに開催されます。

K-文学レビューコンテスト
応募締切 2019年9月10日(火)23:59まで
文字制限 800字~1000字以内
応募方法 Wordにて作成、HPの応募フォームよりアップロード
表彰など 最優秀賞1名、優秀賞2名、版元賞6名

2019年11月には表彰式も予定されており、最優秀作のレビューはALL REVIEWSにも掲載されるとのことです。

課題図書一覧

課題図書は全部で6冊となっています。

『1945、鉄原(チョロン)』

イ・ヒョン 著
梁玉順 訳

影書房
定価¥2200+税

1945年8月15日、日本の支配からの解放の日、朝鮮半島で人びとはなにを夢見ただろうか――。

朝鮮半島のほぼ中央に位置する街・鉄原(チョロン)。解放直後の混乱のなか、不穏な事件が次々と起こり、街に動揺がひろがる。 そんななか、事件の真相を探るために3人の若者が38度線を越えて京城(現ソウル)へと向かうが……。

大地主のぼっちゃんながら身分のへだてのない世界を夢見る基秀(キス)、父親を殺した地主の家で小間使いをしてきた敬愛(キョンエ)、京城へ行って自分を取り戻そうとする気高い両班(ヤンバン)家の娘・恩恵(ウネ)、奴婢(ぬひ)出身の越境屋・斎英(チェヨン)など、個性豊かな若者たちの夢が「解放」と同時に走りはじめる。

韓国の実力派作家によるYA小説の傑作長篇!

 


『鯨』

チョン・ミョングァン 著
斎藤真理子 訳

晶文社
定価¥2200+税

一代にして財を成し、 あまたの男の運命を狂わせた母クムボク。

並外れた怪力の持ち主にして、人ならざるものと心を通わし、 煉瓦づくりに命を賭した娘チュニ。

巨大な鯨と煉瓦工場、華やかな劇場をめぐる 壮絶な人生ドラマが幕を開ける。

ストーリーテラーとして名高い著者が、 破壊的なまでに激しく生々しい人間の欲望を 壮大なスケールで描き出した一大叙事詩。

 

『春の宵』

クォン・ヨソン著
橋本 智保 訳

書肆侃侃房
定価¥1800+税

生まれてまもない子どもを別れた夫の家族に奪われ、生きる希望を失った主人公ヨンギョンが、しだいにアルコールに依存し、自らを破滅に追い込む「春の宵」。

別れた恋人の姉と酒を飲みながら、彼のその後を知ることになる「カメラ」。

アルコール依存症の新人作家と、視力を失いつつある元翻訳家が出会う「逆光」。

十四年ぶりに高校時代の友人三人が再会し、酒を飲み、取り返しのつかない傷を負うことになる「一足のうわばき」など、韓国文学の今に迫る七つの短編を収録。

『春の宵』はkindle Ultimateの対象作品なので、加入されている方はすぐに読むことができます。

 

 

『82年生まれ、キム・ジヨン』

チョ・ナムジュ 著
斎藤真理子 訳

筑摩書房
定価¥1500+税

ある日突然、自分の母親や友人の人格が憑依したかのようなキム・ジヨン。

誕生から学生時代、受験、就職、結婚、育児…彼女の人生を克明に振り返る中で、女性の人生に立ちはだかるものが浮かびあがる。

女性が人生で出会う困難、差別を描き、絶大な共感から社会現象を巻き起こした話題作!韓国で100万部突破!異例の大ベストセラー小説、ついに邦訳刊行

 

『すべての、白いものたちの』

ハン・ガン 著
斎藤 真理子 訳

河出書房新社
定価¥2000+税

しなないで、しなないでおねがい―その言葉がお守りとなり、彼女の体に宿り、そのおかげで私ではなく彼女がここへやってくることを、考える。自分の生にも死にもよく似ているこの都市へ。

うぶぎ、ゆき、つき、こめ、はくさい、ほね…白い光と体温のある方へ―ワルシャワと朝鮮半島をむすぶ、いのちの物語。

アジア唯一の国際ブッカー賞作家、新たな代表作。最注目の作家が描く破壊の記憶と、再生への祈り。

 

『ショウコの微笑』

チェ・ウニョン 著
牧野 美加
横本 麻矢
小林 由紀 訳

クオン
定価¥2500円+税

高校の文化交流で日本から韓国へやってきたショウコは、私の家に一週間滞在した。

帰国後に送り続けられた彼女の手紙は、高校卒業間近にぷっつり途絶えてしまう。約十年を経てショウコと再会した私は、彼女がつらい日々を過ごしていたと知る。

表題作のほか、時代背景も舞台も異なる多彩な作品を収録。時と場を越え寄り添う七つの物語。

まとめ

「K-文学レビューコンテスト」の応募締切は2019年9月10日(火)までとなっています。

上記の作品を呼んでレビューを書いてみるのもいいですし、2018年は特に韓国文学の日本語翻訳版が多く出版された年で、上記の作品以外にもたくさんの良作がありますので、是非一度手に取って韓国文学に触れてみて下さい^^