【ネイティブでも間違える!?】つづりを間違いやすい韓国語の単語20選!

アンニョンハセヨ!
今回はネイティブでも間違えやすい韓国語があるらしいということで、それを20個まとめたいと思います。

少し長くなりそうなので10個ごとにPart1とPart2に分けてご紹介をします。



間違いやすい韓国語一覧表①

パッと見で分かりやすく一覧にしました。

早速一つずつ詳しく解説していきたいと思います!

안 돼

日本語で「いけない、できない、だめだ」の意味で使う「안 되다」ですが、丁寧な해요形にすると、「안 돼요」になります。되+어= ということですね。

タメ口のパンマルの形にする場合にはそのまま요を取るので、「안 돼」が正しい形なのですが、韓国語ネイティブでも「안 되」と間違えてしまうことが多いそうです。

正しい表現(〇):안 돼
間違い表現(✖):안 되

할게요

「します、やります」という、自分の意思や行動を相手に約束する意味の終結語尾である「ㄹ게/을게」も間違いやすいつづりの一つです。

例えば하다の場合には「할게요」が正しいのですが、発音が「할께요」になるため、書く際にもそのまま께요と書いてしまう人が多いのだとか。

「~하니(~だから)」のような「ㄲ」使うことが正しい表現も多々あるので、より混乱してしまいそうになりますよね。

正しい表現(〇):할게요
間違い表現(✖):할께요

오랜만에

久しぶりにという意味は「오랜만에」が正しいですが、間違いやすいのは「오랫만에」です。
なぜ間違えてしまうかというと、同じような表現で「오랫동안/長い間」という言葉があるのですが、この場合には「오랫동안」で合っているため、ややこしくなるのですね。

오랜만에は「오래간만에」を省略して使っている表現と覚えておくと混乱しにくいかもしれません!

正しい表現(〇):오랜만에
間違い表現(✖):오랫만에

며칠

次は数日という意味の「며칠」についてです。
「몇 년/何年」「몇 월/何月」と来るならば、当然「몇 일」が合っているように思いますが、これは誤りで、「며칠」が正解になります。

理由としては、몇 월は [며둴]と発音されるように、몇 일と表記すると「며딜」と発音しなければならないルールになります。しかし実際に長い間この単語は「며칠」と発音されてきたため、音の通りに表記をするようになったのだそうです。

正しい表現(〇):며칠
間違い表現(✖):몇일,몇 일

얘기하다

얘기하다」と「예기하다」について、「話をする」という意味で使うのであれば「얘기하다」が正しい表現になります。얘기は「이야기」を縮めた形です。

예기하다」は「予期する」という意味で、これから迫ってくることについてあらかじめ考えて待ち受けることを指します。

混同してしまい、「話をする」という意味で예기하다(予期する)を使ってしまう方もいるそうです。

話をする
正しい表現(〇):얘기하다
間違い表現(✖):예기하다

통째로

「통째」は分けることができないかたまりという意味で、そこに助詞の「로」がついて、「통째로/丸ごと」という意味になります。
発音が似ているため「통채로」と間違った表現で書いてしまうことがあるそうです。 

正しい表現(〇):통째로
間違い表現(✖):통채로

깨끗이

깨끗이/きれいに」は形容詞の「깨끗하다/きれいだ・清潔だ」が副詞の形になったものです。

例えば「厳格だ」という意味の「업격하다」を副詞にすると「업격/厳格に」となりますし、 「正確だ」という意味の「정확하다」も同様に「정확/正確に」となります。

そう考えると「깨끗」で正解のような気もしてしまいますが、副詞の終声次第で「이」がつくか、「히」が付くかが決まっており、ㅅパッチムで終わる語幹の後には必ず「이」がつくというルールがあります。

따뜻이(暖かく)
의젓이(立派に)
반듯이(きちんと)

正しい表現(〇):깨끗이
間違い表現(✖):깨끗히

도대체

「一体、一体全体」の意味である「도대체」も発音が似ているので「도데체」と間違えて書いてしまいやすい言葉ですね!

一体全体どういうことだ!という大ごとっぽい雰囲気と、도대체の真ん中の대(大)を関連させれば覚えられるかもです…!

正しい表現(〇):도대체
間違い表現(✖):도데체

바람

次は「願い」という意味の「바람」と「바램」についてです。
「바라다/願う」の名詞形が「바람」なので、これが正解ではあるのですが、ものすごく多くの場面で「바램」が使われています。

こういう表現を見たり聞いたりしたことがある人も多いかもしれません。


네가 성공하길 바래.
あなたが成功することを願うよ。

난 네가 행복해지길 바래.
私は君が幸せになってほしい。

正しくは「~바라」なのですが、話し言葉では原則通りに発音しないものが一般的に広く使われている例も結構多くあります。
原則通りに発音しないルールがあるわけではなく、ちゃんと発音する人はしますし、崩す人は崩すという、それぞれ個人の好みだそうです。

바쁘다→正しくは바빠だが、「바뻐
알다→正しくは알아だが、「알어
맞다→正しくは맞아だが、「맞어
と発音するなど。

「~を願う」の場合は話し言葉の「바래」を名詞形にした「바램」がそのまま広く使われているそうです。

正しい表現(〇):바람
間違い表現(✖):바램

어떡해,어떻게 해

Part1の最後は「どうする」という意味の「어떡해」「어떻게 해」ですが、混同して「어떻해」と間違って書いてしまうことも多いそうです。

「어떻게」は 「어떠하다」が短縮された 「어떻다」に語尾「-게」が結合して副詞的に使われる言葉です。「어떡해」 は「어떻게 해」が短縮された形になります。

この二つは意味が違うだけでなく、「어떻게」は単語で「어떡해」は句なので文章の使い方も異なることに注意が必要です。

・이 일을 어떻게 하면 좋을까?
・이 일을 어떡해.(=어떻게 해.)
(この事をどうすれば良いだろうか?) 
正しい表現(〇):어떻게,어떻게 해
間違い表現(✖):어떻해

まとめ

以上、間違いやすい韓国語でした!
話す時の発音に引っ張られて書くときに間違ってしまうパターンが多そうですね。

自分自身完ぺきな日本語を使えているかと言うと全く自信がないので…その点はどの国でも一緒だな~と少し安心してしまいました(笑)

Part2もぜひ見てみて下さい!

【韓国語正書法】つづりを間違いやすい韓国語の単語20選!Part2

2022年10月9日

それでは、안녕히 계세요~!