どこの国でも野球は人気スポーツですよね。
今日は韓国の野球チームについてどんなチームがあるのかを調べてみました。
創立年度や本拠地、球場などをわかりやすくまとめていますので、ぜひご覧ください^^
韓国野球の基本知識
日本で言うプロ野球(NPB)にあたる機構のことを韓国ではKBO(Korean Baseball Organization)といいます。
KBOには10のチームが所属しています。
KBOプロ野球チーム |
|
チーム名 | ハングル表記 |
SSG Landers | SSG 랜더스 |
DOOSAN BEARS | 두산 베어스 |
Hanhwa Eagles | 한화 이글스 |
KIWOOM HEROES | 기움 히어로즈 |
KIA TIGERS | 기아 타이거즈 |
SAMSUNG LIONS | 삼성 라이언즈 |
LOTTE GIANTS | 롯데 자이언츠 |
LG TWINS | LG 트윈스 |
Kt wiz | Kt 위즈 |
nc Dinos | nc 다이노스 |
名だたる財閥系企業から新興の企業まで、球団事情は日本と似ていますよね。
次の章では早速、一チームずつ詳細を見ていきたいと思います!
韓国野球チーム一覧
早速KBOに所属しているプロ野球チーム10チームをひとつずつ紹介していきたいと思います。情報は2022年1月時点のもので、チームの順番は順不同になります。
SSG Landers(エスエスジー・ランダース)
SSG Landers(エスエスジー・ランダース) | |
創立 | 2021年 |
母体 | Emart |
本拠地 | 仁川市 |
球場 | 仁川SSGランダースフィールド |
KBOの中で第8番目の球団である、SK WYVERNS(エスケーワイバーンズ)の母体であったSKグループが2021年に球団の売却を決定、これを新世界グループ系列のEマートが買収し、現在のSSGランダースが誕生しました。
Eマート側はSK WYVERNSのすべての歴史と資産を買収し、選手団、コーチングスタッフ、フロント全員の雇用が継承され、球団の歴史、記録、資産、縁故地まで継ぐことになったとのこと。
サンバンウルライダーズ → SK WYVERNS → SSG ランダーズ と引き継がれていったのですね!
チーム名の由来は、新世界グループのオンラインショッピングモールのSSG.COMの『SSG』と、Lander(着陸船)から、宇宙船が未知の開拓地に着陸するイメージで、世界にないプロ野球団を作り新しい勝利の歴史を開拓するという意味合いを込めているとのこと。チームカラーはレッド。
DOOSAN BEARS(トゥサンベアーズ)
DOOSAN BEARS(斗山ベアーズ) | |
創立 | 1982年 |
母体 | 斗山 |
本拠地 | ソウル |
球場 | ソウル総合運動場野球場 |
KBOリーグのプロ野球チームのうち、最も歴史の古い野球チームがこの斗山ベアーズです。もともとの名前はOBベアーズで、1999年に斗山ベアーズに改称。
最終優勝は6回と、サムスンライオンズに次ぐ成績を残しています。
チームカラーはネイビーで、応援の幕や風船、旗などはホワイトがテーマカラーとなっているそうです。
Hanhwa Eagles(ハンファイーグルス)
Hanhwa Eagles(ハンファイーグルス) | |
創立 | 1986年 |
母体 | ハンファグループ |
本拠地 | 大田(テジョン) |
球場 | 大田ハンファ生命イーグルスパーク |
1986年にピングレイーグルスとしてKBO第7番目の球団として設立。1994年にハンファイーグルスに改称後、以降はそのままの名称で現在に至ります。
韓国シリーズでの優勝は1999年の1度のみではあるものの、準優勝は5回という成績らしいです。
チームの象徴色はオレンジ。
KIWOOM HEROES(キウム ヒーローズ)
KIWOOM HEROES(キウムヒーローズ) | |
創立 | 2008年 |
母体 | ソウルヒーローズ |
本拠地 | ソウル |
球場 | コチョクスカイドーム |
ハイニックス半導体の支援中断で解体した現代ユニコーンズの選手やコーチ陣を集めて創立した比較的新しい球団です。
スポンサーが変わるごとに球団名も下記のように変更しています。
メインスポンサー | 球団名 |
ウリタムベ | ウリヒーローズ(2008) |
ネクソンタイヤ | ネクソンヒーローズ(2010~2018) |
キウム証券 | キウムヒーローズ(2019~2023) |
KIA TIGERS(キアタイガース)
KIA TIGERS(起亜タイガース) | |
創立 | 1982年 |
母体 | 現代自動車 |
本拠地 | 光州 |
球場 | 光州 起亜チャンピオンズフィールド |
1982年にヘテタイガーズとして設立されたのがもともとの起こりで、2001年にKIAタイガーズに改称しています。
韓国の人気球団の一つであり、韓国シリーズ進出11回中11回優勝という大記録を持っており、この記録はKBO史上最多優勝数で、名実ともに韓国の名門球団なのだそうです。
SAMSUNG LIONS(サムスンライオンズ)
SANSUNG LIONS(三星ライオンズ) | |
創立 | 1982年 |
母体 | 第一企画(サムスングループ) |
本拠地 | 大邱 |
球場 | 大邱 サムスンライオンズパーク |
1982年に設立されてから名前の通りサムスンが母体となっており、設立以来「サムスンライオンズ」という名称は変わらず、現在に至ります。
最終優勝は8回で、キアタイガースに次ぐ成績を誇る人気チームの一つです。
LOTTE GIANTS(ロッテジャイアンツ)
LOTTE GIANTS(ロッテジャイアンツ) | |
創立 | 1975年(プロ化したのが1982年) |
母体 | ロッテグループ |
本拠地 | 釜山 |
球場 | サジク野球場/ウルサン ムンス野球場 |
ロッテジャイアンツはサムスンライオンズとともに、設立当初からチーム名や母体、本拠地が変わらず運営されている球団の一つです。
実業野球時代を含めると最も歴史の長いチームになりますが、これまでの最終優勝回数は2回で、1992年以降長らく優勝からは遠ざかってしまっているようです。
チームカラーはネイビーとレッドとのこと。
LG TWINS(エルジーツインズ)
LG TWINS(エルジーツインズ) | |
創立 | 1982年 |
母体 | LGグループ |
本拠地 | ソウル |
球場 | ソウル総合運動場 野球場 |
1982年に設立された文化放送の野球チームであるMBC青龍(チョンニョン)をLGグループが引き継ぎ、1990年3月に名称を変えて再創立されたのがLGツインズです。
ツインズという愛称は当時のLGグループの社屋であったソウルの汝矣島(ヨイド)にあるツインタワーから由来しているそう。
Kt wiz(ケイティーウィズ)
Kt wiz(ケイティウィズ) | |
創立 | 2013年 |
母体 | KT(通信大手) |
本拠地 | 水原 |
球場 | イクサン国家代表訓練場 |
KBOリーグで最も新しい野球チームがKt wizです。このKt wizが加入したために、KBOが10チーム制になりました。
名前の由来はWizard(魔術師)から取ったもので、飛びぬけた才能を持った人という意味を持ってつけられたのだそう。チームカラーは黒で、2021年に初めて最終優勝を果たしています。
Ktが野球チームを持ったことで、韓国の三大通信社(SK・LG・KT)が全て野球チームを保有しているという状況になったそうです。
nc Dinos (エヌシーダイノス)
nc Dinos(エヌシーダイノス) | |
創立 | 2011年 |
母体 | エヌシーソフト |
本拠地 | 昌原(チャンウォン) |
球場 | チャンウォンNCパーク |
nc Dinosは慶尚南道の昌原(チャンウォン)を本拠地とする野球チーム。2012年までのKBO8チーム制からnc Dinosの加入によって9チーム制がスタートしました。
チームの象徴色はマリンブルー。2020年に最終優勝をしています。
以上の10チームとなります。
韓国野球チーム本拠地の分布図
ざっくりしていますが、チームと本拠地の地図はこのような感じです。
韓国の地図、地名に関してはこちらの記事にまとめています。
まとめ
以上、韓国の野球チームについてでした。
チームごとに個性的なマスコットキャラクターがいたり、応援歌などもありますのでユーチューブなどで検索してみると面白いと思います。
ソウルを拠点にしているチームも3球団あるので、シーズン中であれば韓国に野球を見に行くというのも楽しいかもしれませんね。