【韓国文化】韓国でタブーとされていることを5つ紹介

アンニョンハセヨ!
今日は「韓国でタブーとされていること」を5つご紹介したいと思います。
韓国語でタブーは터부、または漢字で禁忌の意味で금기と書きます。

韓国ならではのものや、日本でも似たような風習があるものもあります。
早速ご紹介していきます!



赤色で名前を書いてはいけない

韓国では人の名前を赤い色で書いてはいけないと言われており、理由は下記のように諸説あると言われています。

赤色は血を連想させ、血は死と関連するイメージがあるから

朝鮮第7代国王である世祖がクーデターを起こした際に、宮中行事の芳名録に反対派の名前を赤色で書き追放したため

韓国戦争時の人名録への記録の際、亡くなった人の名前に赤い線を引いたことや、軍人の戦死通知書の名前を赤色で書いたため 

このように死を彷彿とさせるイメージがあることから、韓国では赤色で名前を書くことは避けられているようです。

 

家の敷居を踏んではいけない

2つ目は韓国では家の敷居を踏んではいけないという伝えがあるそうです。
こちらも理由は諸説あるとのことで、

敷居は生と死の境界だと言われているから
その家の守り神が敷居にいるから

というような若干霊的なものもあれば、

昔は敷居を土で作ったため、踏むと崩れてしまう
 

という理由から敷居を踏んではいけないと伝わっているという説もありました。
ちなみに敷居は韓国語で문지방(ムンジバン)または문턱(ムントと言います。

不吉な数字「4」

韓国語では数字の「4」と「死」を同じ「사(サ)」という言葉で表現します。
そのため数字の4は不吉とされ、避けられる傾向があります。

例えばビルのエレベーターでは4階のボタンがない場合があったり、
(4階部分を5階として扱い、1・2・3・5というように4を飛ばす)

また、英語のFourの頭文字を取って4階だけFとつけられる場合もあります。
(1・2・3・F・5という表記になる)

日本でも同様に4(死)や9(苦)が避けられるのと似ているのかもしれません…!

ご飯とスープの配膳は逆にしてはいけない

日本の習慣と同様に、韓国でもご飯が左、汁物が右というルールがあります。

韓国で行われている、亡くなった先祖に供え物を奉納する儀式である祭祀(제사/チェサ)においてご飯を右、汁物を左に置くという習わしがあります。
そのため、生きている人はその反対で置くことになっているそうです。

日本でも同様のマナーがあるので、やはり文化として近しいものがあるように感じますね。

試験の日にわかめスープを食べない

最後も食事に関する話題をひとつ!

誕生日や出産後の滋養のために食べたり、韓国で愛されているわかめスープ(미역국)ですが、試験日の受験生には出さないという風習があるそうです。

その理由はわかめの性質がヌルヌルと滑りやすいことから、わかめスープを飲む=試験に落ちるというゲン担ぎとは逆の意味合いで避けるようになったとのこと。

反対に韓国の飴(엿)は食べると歯に付くようなベタベタした食感があります。
付く(붙다)という言葉は「試験に合格する」という意味でも使われるため、ゲン担ぎで昔は受験生の親が志望校の門扉に飴をくっつけに行くという光景も見られたそうです。

飴が付く/엿이 붙다
試験に受かる/시험에 붙다

日本でも試験に勝つの意味でカツを食べたりするので、どこの国でも同じような事をしているのですね^^

まとめ

以上、韓国でタブーとされていること5つでした。
おそらく現代ではそこまで気にしていないよというものも中にはあるかと思います。

ただ、知っていればあらかじめ失礼にならないよう避けることもできるかなとも思いますので、参考程度にこんな文化もあるんだなと見て頂ければ幸いです。

それではまた、アンニョン~!